ベースとドラムのドライブ、時々作詞

 前回、安達さんが「ヌーベルバーグなもの(仮)」のサビのベースパートについて触れていたそのパートの音源とMIDIデータが届きました。ドライブ感あるフレーズで良い感じです。生で弾いたらこうなるなというのがイメージ湧きます。

こちらから事前に渡していたガイドとなるドラムパターンとの絡みもぴったりなんですが、こうしてベースラインが出来上がってくると、箇所によってはもう少しベースラインに合わせたドラミングになるよう少し手を入れた方がより一層ぴったりハマってくるだろうなと。

別段、現状で問題ないレベルだし、とやかく言われる状態ではないでしょう。

ただ自分の感覚で言うと、「ここのフレーズの箇所のドラムはもう少しより良いアプローチがあっていいはずだよね」と思っちゃうわけです。

どうしてそう思うかというと、ドラマーがベースのフレーズをちゃんと聞きながらプレイしてないように聞こえてきちゃうのです。

そりゃそうだ、だってシーケンサーだもん、機械だから(笑)

“機械”なんだから別にそれでいいのだという考え方もあるんだけど、逆に手間暇を惜しまなければ理想的な人力プレイに近づけることも可能とも言えます。

そんなわけで、新しくベースがついたドラムパートを再度チェック。

シーケンサーでドラムを打ち込むって、いわば料理でいうところの“素材”をそろえる段階。

どんなに正確なタイミングで音符を置いたとしても、それだけではまだ「旨味」が足りないんです。

打ち込まれたドラムがいまいち平坦だったり、ノリはそれなりに既に出ているがノリ方が違うという問題は、「人間らしくズラしてみればいい」やり方でトライしていくと、今度は途方もなく無限時間に入ってしまうし、かかった割りにぎこちない演奏になってしまい、結果ただの不器用なドラムになるだけで、グルーヴがどうとか言う次元じゃなくなっちゃいます。
ある程度方法論上でもデータ管理上でも制御されてないとね。後で見返した時何やってるか解らないような事していては修正すらできない。それは流石に宜しくない。
正確な位置にデータは入れていくのですが、音の「置き方」で、ちゃんとドライブ感が出る

瞬間があるんです。それでやっていくと揺れていくんです。
この後生演奏のベースにも差し替えるけど、ドラミングの方でももっと呼吸を合わせていきます。

もう一つ、「銀杏の森」という曲。こちらのバッキングは完成しています。これは歌もので現在作詩中。サビ手前までは一応出来た。サビで唸り中なのです。でもこれは歌にすると絶対効果が出る曲なのです。もちろん効果がでるような書き方にしないと意味がないので、そこを踏まえ血反吐吐きながらどうにか考え出したいので引き続きやります。

今週はここまで。

次回に続く