ご無沙汰しております。約一ヶ月ぶりですがお変わりないでしょうか。
MD組立てキットの「MOON DISC but COOL DISC」の印刷工場に確認のため行ってきました。
下車駅は浮間船渡。この地帯は印刷工場が沢山あります。
伺った日は蒸し暑くもあり、差すような陽の強さに眩暈がしてくるような猛暑日でしたが、工場内は非常に温度と湿度管理が整っていて涼しいくらいで居心地は最高でした。(写真下)紙の取り扱いなので、その辺り細心の注意が払われているのでしょう。
既に印刷は開始されていました。
カラーバー(評価する為の基準)の色状態に問題ないかを確認して、必要な入力と操作をして印刷開始します。(写真下)
こういうのは見た目も録音のミキサー卓と似てる気がします。
1セット4枚分を大きい1枚のシートに4セット閉じ込めて刷るわけです。
4色刷りは、上の機械の4つのグレーの山を右から左へ順番に潜り抜け出来上がります。
どこかレトロなマシンの感じもありますね。ボタン類とかなんだかワクワクしてきます。
刷り終わった物が最後の山を抜けて出てきたら(写真下)印刷物を持って別室に移動します。
最終的な色確認(写真上)は、台の真上に設置してあるライト(写真下)を点けて印刷物を確認します。
ライトの中は蛍光灯が4つ入っていて、更にそれぞれの蛍光灯毎にカーブしたレフ板が埋め込まれているので光が一層下に当るようになっています。
前日に裏面印刷は終わっていました。一気にやらず一日置いてもう片面を印刷するそうです。
というわけで両面の印刷が完了しました。しかしこれで終わったと思ってはいけない。
もう廃刊になってしまいましたが子供の頃、「小学1年生」とか「学研」等の少年誌の付録にはちゃんと、切り取り線や折り曲げ線とかありましたね。
ここで印刷し終わったシートはこの後、抜き型工場へ渡り切り取り破線と折り曲げ線が打ち込まれます。まだまだ出来上がらないのです。
思い返せば、何回も修正してここにたどり着いたので感慨深いです。
皆さんのお手元に届くのが楽しみです。シートのままにしないで是非切り取って組み立ててください。