ヴォイスパートのあれこれ

黄金の人生(仮)」のスキャットの前半の自分の歌うパートの収録です。これは安達さんからのフレーズの指定によるもので、謂わば書き譜です。
一箇所、ちょっとだけリズムの取りにくいところがありましたが、集中的にそこだけ数回繰り返し聴いて体得できたので、収録で特に手間取る事はありませんでした。
これ、あんまり何度もやり直してると声が枯れてきて、声質が変わってきてしまう問題が出てくるのでTake3くらいで乗り切りたいところです。

「曲の歌いはじめはクリアーな声質だったのが後半やけに枯れてるなあ」なんてちょっと変ですからね。
逆にそういう効果を狙って曲作って録音してみるのも面白いですけどね。今度考えてみよう。
細かいポイントだけど、自分だとこういう譜割りのリズムでメロを組まないだろうなあという箇所がある場合、「やりにくいなあ」ではなくそこは新鮮だったりします。
もちろん大前提として、それが人がプレイや歌うにあたり、どうひっくり返ってもビートにも乗らなければ覚えられもしない譜割では困るわけで、何でもいいわけではないんですが、
ビートの取り方の新しい解釈でカッコ良かったら、譜割の新しい解釈が少し入ってるのって、「ジャンプしたら届きそうな木の枝」のような克服(体得)と似てちょっと楽しかったりするのです。
尤も、これは自分自身がいつも追求している事ではあります。

自分が作ったサビパートで一部、二声のハモリコーラスを入れる事にしたので、追加してみました。
サビパートは主メロ(歌メロではなく)に対しカウンターでストリングスがアグレッシブに切り込んで絡むアレンジをしているため、ここにコーラスを効果的に差し込むというのは非常にフレーズ的には制限が出てきます。入れたいコーラスフレーズの事だけを考えて入れようとすると、すぐストリングスのフレーズ殺しになってしまいますから。よくよく考えてフレーズを考えなくてはいけません。且つ、無理のない音域で。

「これじゃ縛りがきつくて選べる音が無さ過ぎて、全然作るのつまらんではないか」とお嘆きの作曲志望者(これからの)は少なくないかもしれない。あるいは現作曲家の中にも・・・。
しかしこの中に工夫の余地があるんです。そしてやってみると小さい可能性が意外にもあるもんなんです。
最終的にひとつが選ばれるわけなんだから、無条件の自由の中じゃないとできないってのは、何でもいいから好きに選ぶことはできるけどベストなものを選ぶ事は逆に至難の業になってくるわけです。ベストとはその箇所の自分がただただ思いついたフレーズ単体で成り立つものではなく、周りのフレーズの関係性から出てくるベストなので、自分が思っていた以上のものができてくることだって充分ありえます。

それに、縛りがある事で数通りのパターンに絞られるので選び易いというものです。その中で最も自分の個性が発揮できてるものを選ぶ事ができます。経験則上では、ここから新発見(新しい自分)に出会える事は少なくありません。
低音部のフレーズを安達さんにやって貰い、波形が上がってきました。抑揚とかも上部パートにあわせて歌ってくれているのでハマリはばっちりです。

今週はここまで
次回につづく