5時間にも及ぶロングインタビューでした。
インタビューというより、工藤太郎の歴史秘話ヒストリアを聞いたようでした。
それまでブックレットは図録を作るつもりでいましたが、
今回、インタビュー内容が面白くて、方向性を変えるために、仕切り直しました。
moonにおける音と絵のリンクは、魅力の一つと自負していますが、
その設計に大きく関わった工藤氏が、何故そこまで拘るのかを語ってくれています。
97年当時、そのようなバックボーンがあったことは知るよしも無かったのですが、
♫何故めぐり逢うのか 私達は何も知らない
何時めぐり逢うのか 私達はいつもは知らない -中島みゆき「糸」
この曲が、ふと聞こえてきました。
夢追いかけ走って、転んだ日々。それぞれの縦の糸と横の糸は1996年に織り込まれた。
やがてほころびが・・・
moonに関わった人たちへの今回のインタビューで、それぞれが走っていたレールのポイントが切り替わり、ある時期に同じ駅に降りたもの同士の、シンクロニシティが起きていた事がわかりました。
5時間の内容を全てブックレットに書くのは不可能ですが、どこかのタイミングで
本人の許可が取れれば、音声にしてアップしようかと思ってます。